Gの悲劇 近藤真彦 BLコミック
たとえ意識がはっきりしてきたとしても、Hによる快感の波にまた意識を持っていかせればよかった。咲輝は伊央の腕を掴むと、上からじっと覗きこむ。そもそも妖魔は、冗談など言わないだろう。「うん、自業自得。自業自得だけど……」。ぷいとそっぽを向いた篤臣の頭に、江南は大きな手をポンと置いた。乗り込み、ドアが閉まるのを確認してから、初めて振り返った。一瞬、芙由希は自分の身になにが起きたのかわからなかった。
伊央は目を見開いたまま咲輝のキスを受けて、硬直していた。呆れたように言った後、琳はくすくす笑った。これが、魔物という噂の所以なのだ。執拗な口づけに息苦しくなってきた。うまくかわす方法なんて、知らない。そこに氷室の胸があるかのように。これから、もっと、わかりたい。
腕の中で目を閉じている光はまだあどけなくて、罪悪感にズキリと胸が痛む。声を上げさせたかった。
自慰の手はまだ不器用な上、性格的にそういった行為にどこか後ろめたさを感じる直だが、経験値が浅いだけに快感への耐性は脆弱だ。「じゃあ何で思わせ振りに抱きついたり、服を脱がせたりしたんだ」。状況判断がつかなくて、身を守るようにキュッと体を縮こめるマリとは対照的に、宮地は背もたれに腕を載せたリラックスした体勢で、なんとも軽い口調で言った。傷ついた箇所をタオルが撫で、僕は思わず小さな声をあげてしまった。責めるみたいに低く囁かれ、何か熱いものが下りてきて薫の息を塞ぐ。抱かれているうちに、ひどく落ち着いた気持ちになってくる。
手を伸ばした友孝は、覆いかぶさってくる長瀬の肩を掴み、押し戻そうとした。
「キスじゃないのか」。ハーコンの好む幅広の剣を捨ててまで、反りのある細い、片刃の剣を使う男。(やば……)だが、落ちる、と思ったその瞬間に、江南は俺を解放してくれた。熱に浮かされたような瞳でじっと俊一を見つめたまま、うわごとのように拓海は呟いた。
ボーイズラブ小説作品紹介
王宮で小姓として働くサーランはぴちぴち17歳。仕える王子ガーディは大胆に迫ってくるけど逆らえない。でも浮気現場を目撃して逃亡。追ってくるガーディ……。傲慢で過激なロマンスラブ!
タイトル:小姓の勤め
著 者 名:葵ゆきの
レーベル:
発 行 元:イースト・プレス
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近藤真彦の最新関連情報
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