The Rainbow Star 香取慎吾 少年愛小説
じりじりと足を擦り、ハーコンを睨み据えながら、位置を入れ替えたサイファは、月光に照らしだされた顔を眺めた。だいたい、いくらオカマ相手だって、果たして自分に男同士の恋愛なんてできるんだろうか。みんなの努力の結晶である舞台を、俺ひとりのせいでぶち壊すわけにはいかないのだ。「大地……」。
「そちらは……北の蛮族か?」。ディロンはハーコンを一瞥し、ルナラータのあるはずの方向に、遠い視線を投げる。キラキラしているといえば聞こえはいいが、なにか強い気持ちが籠められている目で、でもそれは野心とか野望を秘めた輝きとは違う気がして、マリは今までこんな色の目で見られたことは一度もない。悲鳴を上げて跳び退さろうとしたが、アブドルの身体はその場からほとんど動かなかった。後頭部に司野の大きな手が触れるやいなや、司野は半ば覆い被さるように口づけてきた。「どっちも……まだ買ってない」。
あたふたと、ソファの端ぎりぎりのところまで身体を離す。口が勝手に動いて、そんな言葉を紡ぎ出す。このままでは押し切られると思い、すべての力を使って反撃を計ったが、簡単に押し戻されてしまう。七星の反応をいちいち試すようなそれは、ひどくやさしくて、だから抵抗もなく呑み込んでしまう。同じ兄弟でも基樹と違うと嫌というほど解っていたはずだったのに、ちょっとちやほやされたらその気になってしまうなんてどうしようもないと京は思う。楊虎が勝手にどこかに行かないよう、飛が縛ったのだと解る。シューッと泡が吹く音がする。
済まないという気持ちがいっぱいで、愛瀬は零一郎と目をあわせることができない。そんな海月を愛しくてたまらないというような目で見つめながら、信長は再度海月の腰に腕を回して抱きしめた。
「……うん…いいよ、何しても…―」。ハンカチが差し出される。「…とんでもない」。「なんで?なんでなんだよ……、なんで……」。今までの信長の行状を知っているだけに、言っても無駄だと悟ったのだろう。ほんの一口飲まされただけなのに、早くも顔が|火照《ほて》って、胸がドキドキしてきた。とにかく、この場から逃げ出したかった。
「そんなに緊張しなくていい」楊虎は耳元で囁き、下着の上から確かめる様に、俊也のものをなぞった。
ボーイズラブ小説作品紹介
ブランド好きの姉に金を無心されつづけ、湊は会社のほかにも交通整理のバイトをしなくてはならなかった。しかし、上司にそれがバレてしまい、仕事を失うことに……。ちっとも悪怯れない姉からすすめられるまま、大手アパレルメーカーを狙うことになった湊だが、なぜか服飾にド素人なのに採用が決まる。エリアマネージャー・沢村が、湊を押したからなのだけど、一体どうして!?
タイトル:ラブショップ・ア・ゴーゴー
著 者 名:高月まつり
レーベル:アイス文庫
発 行 元:オークラ出版
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香取慎吾の最新関連情報
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